自分にも、人にも、やさしくなるコツ

仏教やキリスト教でも、「慈悲心」はとても大切なテーマとして扱われています。
簡単に言うと、自分や周囲の人に思いやりを向けることですね。

きっと多くの方が、「大事なのは分かっている」、「できたらいいなと思っている」
そんな感覚を持っていると思います。

正式なマインドフルネスのプログラムの中にも、「慈悲の瞑想」というプラクティスがあります。

ただ…正直なところ、
この練習を苦手と感じる方はとても多いです。
実は、私自身もその一人でした。

周囲の人たち(特に苦手意識のある方)に思いやりを向けるのも簡単ではありませんが、
それ以上に難しいと感じるのが、「自分に対して思いやりを向けること」

自己肯定感が低いと言われる日本人は、とくにこの傾向が強いように感じます。

そんな中で、「もう少し自然に取り組める方法はないかな…」と探していたとき、
昨年受講した、Googleが開発したプログラム「SIY(Search Inside Yourself)」の中に、
とてもよいプラクティスがあったので、ご紹介します。

「私とまったく同じ」と「愛情に満ちた優しさ」の瞑想の練習

① 準備
リラックスして、楽な姿勢で座ります。
数呼吸して、少し心を落ち着かせます。

②「私とまったく同じ」という理解
目の前に一人の人を思い浮かべて、心の中で次のように繰り返します。

この人は私とまったく同じで、体と心を持っている。

この人は私とまったく同じで、気持ちや情動、考えを持っている。

この人は私とまったく同じで、これまでの人生で、悲しかったり、がっかりしたり、怒ったり、傷ついたり、うろたえたりしたことがある。

この人は私とまったく同じで、これまでの人生で身体的な痛みや苦しみも、情動的な痛みや苦しみも経験してきた。

この人は私とまったく同じで、痛みや苦しみから解放されたいと願っている。

この人は私とまったく同じで、健康で人に愛され、充実した人間関係を持ちたいと願っている。

この人は私とまったく同じで、幸せになりたいと願っている。

(しばらく、その感覚に身をゆだねます)

③「愛情に満ちた優しさ」を送る
この人が人生のさまざまな困難を乗り切れるような、強さや資質、情動的支援、社会的支援を得られますように。

この人が痛みや苦しみから解放されますように。

この人が幸せになりますように。

この人は私とまったく同じで、人類の一員だから。

(ここで間をおく)

そして、私の知っている人がみな幸せになりますように。
(ここで長い間をおく)

④結び
そのまま1分ほど、静かに心を休めて終わります。

※出典:『サーチ・インサイド・ユアセルフ ―仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法』
    (英治出版)

自分に対して、あるいは人に対して、
思いやりを向けるのが苦手だと感じる方は、ぜひ一度試してみてください。

一見すると、
「人に向ける思いやり」と「自分に向ける思いやり」は別のもののように感じるかもしれません。

でも続けていくうちに、
「人への思いやり = 自分への思いやり」
「人に対する受容 = 自分自身に対する受容」
少しずつ実感できるようになってきます。

どちらか一方だけではなく、
実は同じところから生まれているんですよね。

よかったら、
静かな時間に、そっと取り入れてみてください🌿

なお、「一人でやるのはちょっと難しそう」という方には、静かに自分と向き合う時間を
一緒に持つ場も用意しています。

毎月2回、無料のマインドフルネス体験会を行っていますので、
タイミングが合えば、ぜひご一緒しましょう。

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